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誰も手が付けられない炎上したシステム開発をレスキュー:コンサルティング編(4)
社長のカイケツ コンサルティング編
 

■無数に存在するホームページ制作会社のような気分で出来る仕事ではありません。

社長のギモン相談編こういった作りになっているシステムは、一カ所変更するだけでも全て追っていかないといけません。

HTMLのタグを読めるから、簡単に管理画面をDreamWeaverで修正しましたでは、余計に問題が増えるだけです。

また、管理画面というホームページ部分以外は、触れない事が多く、修正等も単なるデザイン会社気分で簡単には出来ないのです。これはロジックを修正するとコンパイルして再度パッケージを作ったりする為です。

システム開発特有業務の流れとしてファイルの全ての履歴をとり、選任の管理者が管理を行っているのは通常です。

そして管理画面と呼ばれるホームページの修正を行っていく訳ですが、これが作業を行うと次から次へと問題が多発します。 その度にコードを追っていかなければ行けません。

画面の見た目だけで、管理画面特有のにたような画面デザインの連続だからといって、DreamWeaver等で適当にコピー&ペーストを繰り返しながら直すと更なる障害を引き起こすからです。

このシステム開発における管理画面炎上の修正を行えるという事は、その時点でそのシステム開発において誰よりも設計や実際のスパゲッティ状態になっている実装に詳しくなっているという事になります。

そうでなくてはこの修正作業はできません。
できても余計な障害を発生させてしまうだけで、更に手が付けられなくなります。


■管理画面の修正作業を行う為には、プロジェクトの誰よりも業務を理解する事になります。

社長のギモン相談編そもそも、設計書やER図等も全く違うものや、概念的なこうして欲しい的な物である事が多く、 実装を意識した物ではなく、また実装する担当者も、業務を理解していない場合が殆どです。

業務を理解出来ていないとどうなるのか?

全てにおいて自分たちの出来る範囲で強引に力技で実装を試みようとしますが、これは当然のふるまいかもしれません。なにしろ、何も出来なかったら先に進む事はできませんが、進捗表は日に日に更新されていきます。

具体的には何をどうしたいかは分からないけど、それを実現する為には、どこのクラスやDBの値を書き換えたいかは分かると言った感じです。 だから、業務は分からないけど、とりあえず動作する様には実装出来る。

これは実際は大変な問題です。その後発生する状況の事等、一切考慮していないからです。

力技で実装したロジック等は、後ほど記載するUMLで書類を作ればすぐに視覚的に分かります。
逆にUMLを作成しなければ、ソースコードだけを追っていてもどんなにスキルがあっても把握する事は出来ません。

※UMLとは、この規模のシステム開発の一連の動作や関連を正確に書類化するフォーマットです。


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