誰も手が付けられない炎上したシステム開発をレスキュー:コンサルティング編(3)
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■システム開発の管理画面(ホームページ)の修正作業について、これからご説明します。 |
このキーワードが全て入っているホームページの修正作業についてこれからご説明していきます。
このウェブロジック、ジャバ、オラクル、という環境で動作する管理画面というホームページはMVCという設計思想の元に、通常は各種設計や実装(総合的なデザインの事)が行われていきます。
MVCというのはModel,View,Controlの頭文字からとった物で、順番にモデル、ビュー、コントロールと呼ばれます。
あまり、通常のホームページ制作において聞いた事が無いという方は多いのではないでしょうか?
通常のホームページ制作会社等が制作を行うのは、この中でビューと呼ばれる部分だけだからです。 ビューと呼ばれる物は簡単にいえば、ウェブブラウザで表示される管理画面、すなわちホームページの事です。
様は機能ごとに役割を決めて、それぞれの担当部分のみを実装していこうという考え方がMVCであり、
ビューには画面デザインを、ロジックと呼ばれる部分にはプログラムを、コントローラーにはサーブレットと呼ばれる機能を生成します。
このようなイメージで、フレームワークとよばれる共通処理を簡素化した開発キット等も選定して、要件定義や設計が進んでいくのですが、
通常はこのような美しい理想通りの設計や実装になる事はまずありません。
これはあくまで教科書どおりの概念であり、このようにしましょうという理想論にすぎないからです。
■結果論で書かれる参考書や教科書等は、実務においては何の役にも立ちません。 |
実際には至る所で様々な関連が複雑に発生してしまい、気がついた時にはもう実装した人も手が付けられない状態になっています。書類はもちろんソースコードのみで、その他は全く存在すらしていない事も多いです。
ここで最初に戻りますが、シンプルでチープなホームページである管理画面の修正が最も難易度が高いというのは、
見た目上の業務依頼は管理画面のデザイン修正でも、実際は全く異なる業務レベルだからです。
管理画面というホームページには沢山のロジックと呼ばれるプログラムのコードが至る所に記述されている訳です。
フレームワークのタグも組み込まれていますし、直接ベタ書きでプログラムのコードも多数埋め込まれています。
フレームワークと言うのは高頻度で使用する共通箇所をひな形の様にしたコードの枠組みの事です。
こういった管理画面というホームページを修正する為には、このシステム開発における業務の要件を理解して、実際の実装も理解しないといけません。単純に画面のデザインが出来るだけでは、出来ない理由はこれになります。
いわゆる上流行程にあたる要件定義を極めて短期間で行わなければいけなくなります。
これが出来なければ、業務が分からないという事ですから、この業務依頼を履行する事はできません。
なぜなら、既に管理画面というホームページに埋め込まれているプログラムのコードには独創的なコードや致命的なバグが多数潜んでいるからです。それは論理的なエラーも当然含みますので、単純な物ではないのです。
しかも、そのプログラムのコードはロジックやサーブレットと密接に関連しており、複数のメモリ上のオブジェクトを参照したり、インスタンスを生成したりした作りで安易に修正そのものが出来ないからです。
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