自称プロを名乗るホームページ制作会社とのトラブル:コンサルティング編(5)
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■料金形態に疑問を持ったら、直ぐに確認される事をお勧めします。 |
これを踏まえて新規事業立ち上げの件に関するお客様(経営者)の疑問をご解説致します。
インターネットを使った新規事業立ち上げの見積書に関して
は、値段が高いと感じる分には、商行為における取引にあたる訳ですから、別にホームページ更新費用の請求が100万円でも、1000万円でも全く問題ありません。
こちらに関しては、この業者の資質や経験・能力ではちょっと高めではないでしょうか?ぐらいで流す程度にご説明します。通常において、新規事業立ち上げというのはそれなりの費用負担があるものです。
意外かもしれませが、明らかに安すぎる見積書、この値段では絶対にできないという見積書は最も危険です。
■明らかに安すぎる見積書が最も危険な理由は以下の通りです。 |
こういったご相談も中小零細企業の経営者によくあるのですが、
見た目は簡単そうでも実際は大変複雑な仕組みのシステムを安く簡単にできるかとにっこりした笑顔で業者に確認する事が多々あります。
当然、発注側としてはできる限り安くしたい思いは強く、専門知識も無い訳ですから当たり前の感覚だと思います。
それを口頭と簡単なメモ書きのみでホームページ作成業者に説明するわけですが、
ホームページを管理していた制作会社の担当者は当然ながら本格的なシステム開発の経験等があるわけがありません。
上流行程とよばれる業務を実務で行った事が無く、またその業務能力の低さから無い為、設計、実装、運用の意味すら分からない。
よって要件定義と呼ばれるクライアントが何をどうしたいかの意味が理解できない。
そういう行程がある事すら知らないでしょう。
■何がおこっているのか誰も理解していないまま、そのまま気軽に引き受けてしまうのです。 |
その結果、システムの上流行程である要件定義が全くできない自称プロを名乗るホームページ制作業者。
限界を超えた案件ですから業務の意味も分からずに、
クライアントから見れば適当な説明を繰り返します。
業務を理解していないのですから、このような対応しかできない訳です。
フリーのソースコードを集めて埋め込めば簡単にできるだろう、
できなかったら外注に出せばいいだろう等と安易に受けてしまうケースは多いのです。
お客様(経営者)がこのホームページ制作業者と話が噛み合ないと感じていたのはこの為です。説明をしている業者そのものが、業務について来れていない為、何を話しているのかを実際には理解していません。
業者が理解していない事をあれこれと話されても、質問を投げかけている聞き手は余計に分からなくなってしまいます。
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自称プロを名乗るホームページ制作会社とのトラブル 相談編(1)
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