広告代理店の営業が宣伝効果は抜群と話す新聞の折り込みチラシや雑誌の広告掲載。 それに対して疑問や不安で悩んでいたお客様(経営者)から相談を受けたのが始まりです。  なぜ、お客様(経営者)は自ら行っているインターネット関連事業に対して不安や不信が発生していったのか? それをヨロシク・コンサルティングが疑問から解決までを時系列で分かりやすくご説明します。
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社長のギモン 相談編
 
■広告代理店から連絡があり、新聞や雑誌に当社の広告を掲載してみないかと誘われた。

営業担当者が話すには、値段も安くて発行部数も多いから集客も宣伝効果も費用対効果抜群と言っている。

新規顧客を獲得する為に、本当に効果があるのであれば出稿してみたいと思うが、
過去に何度か新聞の折り込みや専門誌にチラシを出してみたが、効果があるのかないのか全く分からない。

金額は一回15万円から30万円位であり、安いものではないと思うが、高いものなのかも分からない。
この料金と過去に出稿した業者任せにしている広告の内容がなんだか合っていない気がする。

当社の規模からして広告費にはいくら位使えばいいのか分からないので、全て業者任せにしている。

■ホームページがあるのに、わざわざお金を払って新聞広告を出す必要があるのだろうか?

毎回、お金を払っておまかせなチラシを作ってもらうより、
ホームページを使って効率よく宣伝はできないものなのか?

仮に広告代理店の営業の話の通りに抜群な宣伝効果があるのであれば、
商品の生産数をあげねばならず、それにも投資が必要。取引先にも支払いをしないといけない。

万が一効果がなかった場合は大量の在庫を抱えてしまい、今後の事業にも支障がでる。
この辺りも当社では予測ができないので、現状では広告代理店に任せるしかない。

このままでは困ってしまうので、状況を適切にアドバイスして欲しいが、誰に相談していいのか分からない。
広告代理店の営業は毎回、同じ事しかいわないので、できればこれ以上相談したくない。

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社長のカイケツ コンサルティング編
 
■実際にコンサルティングの依頼を受けて資料や状況を詳しく確認。

お客様(経営者)の会社の広告を新聞や雑誌に出して本当に宣伝効果があるのか、という疑問に対してコンサルティング致します。

そもそも、お客様(経営者)は誰に対して何を宣伝をしてどのような効果を求めているのかという事になリます。
それは新商品に関してなのか、それとも会社そのものを宣伝したいのか等、入り口から曖昧になっています。

■最初に何をどうしたらいいのか?という事が曖昧になっていないかを考えましょう。

最初の何をどうしたいのか?という要件そのものが曖昧の為、その後もずっと曖昧になってしまう訳です。

また、誰に対しての効果を求めているのかも全く考えていないため、とりあえず、沢山の人にチラシを見てもらえるのであれば良い、という考え方がお客様(経営者)の振る舞いに対して最も近い表現でしょう。

そうなると、新聞や雑誌、投函チラシ等は広告代理店の営業の話の通り、お客様(経営者)の要件に一致しています。
これは、とにかく特定の地域に大量に紙媒体で作られたチラシを無差別配布、閲覧状態にするというものです。

よく、不動産等の分譲マンションの販売、ピザや寿司等の宅配、出張エステサロン等の投函チラシが頻繁にポストに入っているのを長期間に渡って現在進行形で経験されている方は多いと思います。

こういった商品やサービスのチラシを見るとその商品名やサービス名で検索という表記があるのも特徴です。
なぜ、こういった投げ込みのチラシで宣伝される業種が過去から今に渡る迄変わらないのか?

■代替え品の効く商品やサービスになる程、古典的な宣伝方法が有効です。

それはこれらの商品やサービスは何処で購入しても殆ど変わらない、代替え品が容易であるという共通点が全てになります。その為、正確な費用対効果はどうでもよく、とにかく大量に拡散する事が目的になります。

何処で購入しても大して変わらないから、事務所や販売店、販促用のホームページを立ち上げても、そこにわざわざ購入しにくる人は限られています。不動産等は意外に感じるかもしれませんが、代替え品の典型的な商品です。

こういった業者が商品やサービスを販売する為には、大量にチラシをばらまき、それを見た人が数パーセントでいいから、チラシをきっかけに来店やホームページを見てくれれば良いという考えです。

イメージ的には第二次世界大戦で特定のエリアを襲撃した重爆撃機B-29の無差別絨毯爆撃のようなものです。

こういった商品やサービスの販売では偶然に誰かに当たればよい分けですから、今後も同様の宣伝手法が行われるでしょう。インターネットのインフラが極端に悪い地域は商品の属性に関係なくこの手法は大変有効です。

■自分たちで代替え品の商品なのか、それが出来ない商品なのかを見極めます。

そこでお客様(経営者)の会社や商品がこういった代替えが簡単にできるモノなのか?また、お客様(経営者)がそれを望んでいるのか、そうしたいと思っているのかを考えます。

まず、お客様(経営者)は明らかにそのような事は望んでいないと思います。という事はお客様(経営者)はこの大量に拡散する事が目的のチラシの配布は根本的に合っていない。この宣伝方法は選択しない方がいいという事になります。

また、新聞の折り込みチラシは現在において更に致命的な問題があります。
ここ近年、急激に衰えている新聞ですが、その折り込みチラシの内容を確認すれば一目瞭然です。

怪しい自己啓発セミナー、宗教団体、パチンコ、世紀末的なセミナー等、まともな宣伝チラシは殆ど見なくなってきています。既に認知されてる大手スーパー等のチラシも定期的に見かけますが、こちらは別扱いです。

仮にお客様(経営者)が大変気に入るデザインで、実際に興味をそそるチラシをデザイン会社が制作してお客様(経営者)がそれに対して納得しても、そのチラシ単体のみで判断してはいけません。

必ず、そのお客様(経営者)が出稿するチラシと同時に配布されるチラシや新聞内部の広告、雑誌等も意識しておかないと思いもよらぬ効果になってしまいます。

■費用対効果を測定する場合は、単体でなく連結で測定しないといけません。

怪しい自己啓発セミナーや宗教団体のチラシの中にお客様(経営者)の会社のチラシがあれば、チラシを出す事によって同時に閲覧されるチラシによって、同等に識別されて、その信用を無くしていることに気がつかないといけません。

ですので、お客様(経営者)の思っている費用対効果や集客効果は残念ながらこの新聞や雑誌のチラシにはありません。こういった媒体には無料でも広告を出さない事を提案します。

金額について一回15万円から30万円位との事ですが、正直言えば高いというより税金対策やキックバック、先方全額負担のあからさまな接待要求目的以外では全く利用価値はありません。

無料でも広告を出さない方がいい媒体に対して、お金を払って迄広告を出す必要はありません。

業者任せにしている広告の内容がイメージと合っていないとう違和感は、大抵あたっています。
こういった広告は決められたひな形にオペレーターが流れ作業で日々はめ込んでいるだけです。

肩書きはデザイナーでも何も考えれないオペレーターが安い時給で工場と同じく単純な流れ作業をして制作したものですから、中身等考える事はありませんし、期待するだけがっかりします。

やはり、専用の品質の納得した良いものを作るとなると、それほど安いものではありません。
安かろう、悪かろうという考えを持って対価が高いのか安いのかを決めればよいでしょう。

■コスト意識ばかりに目がいっていると、適切なパフォーマンスを得るのは難しくなります。

お客様(経営者)の会社の規模からして幾らくらいの広告費を使えばいいのか?

その広告費は商品価格に結果的に上乗せするものですから、1円も使わなくてよいのであれば、広告費というものは一切使わない方がいいに決まっています。

しかし、全く宣伝もしなくて商品が沢山売れるというのは、かなり例外なパターンになりますから、それに合わせて予算配分をする必要があります。

ホームページを使って効率よく宣伝をするという行為は、現時点では最も費用対効果に優れたものになる為、お客様(経営者)のイメージする広告媒体としてはこれしか無いでしょう。

ただし、お客様(経営者)が代替えができる商品やサービスを大量に販売したい場合は、投函チラシ等の方が向いている場合もあります。

新聞の折り込みチラシはお客様(経営者)が教祖になり、新興宗教団体でも立ち上げない限りはやめた方が無難です。

■ホームページというのは、ただ闇雲に作れば良いというものではありません。

これだけ数多くのホームページが存在すると、単に作る事そのものが目的になってしまっているホームページは残念ながら沢山あります。というより殆どがこれに該当すると思われます。

無駄なフラッシュ(よく眩しいくらいアニメーションしている画像でアドビの機能追加です。)は特にひどいです。その制作する行為だけが目的になってしまっているホームページが沢山あるという事は、ある意味有利なポイントになります。

ならば、お客様(経営者)の会社は他の競合する同業者と違って、制作する行為そのものが目的ではないホームページを制作すれば、この分野では有利になります。これは話すのは簡単ですが実行は容易ではありません。

これ迄の話を振り返ってもらえば分かりますが、広告代理店の営業が話している抜群な費用対効果はお客様(経営者)の会社に対してはありません。

■営業が話しているメリットは営業自身の会社に対しての発言であることに注目してください。

広告代理店の営業というのは単なる営業であり、マーケティング等は口では営業的な話ができても、頭で理解している訳ではありませんから正確ではありません。雑誌や新聞等に乗っている程度の知識が関の山です。

広告代理店の営業が毎回、同じ事しか話さないと感じるのは、この営業はどこに行っても誰に対しても同じ様な事を話している為、いつ何処で誰にどのような話をしているのか分からない、覚えていない、そのような事はどうでも良い状態になっているからです。

契約が取れればよく、その後の結果についてはこの営業はどうでも良いのですから、あたり前の振る舞いになります。クライアントに対して親身になって相談に乗ったりする必要はありませんし、その能力も当然ありません。

■歩合制の営業というのは、どこでも、誰とでも、いつでも同じ話をするのが仕事です。

また、広告代理店の営業が持ち込んだチラシ制作にお金を払って出稿して実際には効果が分からない、全く効果がなかったとしても、費用対効果抜群と言っていた営業トークには責任等持ちません。

当たり前の話です。

広告代理店の営業に関わらず、経営コンサルタントであっても、銀行の融資担当であっても、お客様(経営者)が立ち上げた新規事業が失敗した場合の連帯保証を行う人は誰もいません。

最終判断はお客様(経営者)や事業者が自らが決断するしか無いのです。
それができないのであれば、会社の経営や事業の継続等は行うべきではありません。

■お客様(経営者)の判断といっても決断に困っているから、新たな仕事が連鎖的に発生している訳です。

また、誰も連帯責任をとらないから、最悪の事態にならない様に、適切なコンサルティングを行い、お客様(経営者)に解法を説明して正しい知識をつけてもらい、最良の判断をして頂ける様にリスクや脅威を最大限に下げる様にしています。

これが意味する事はコンサルティングがいい加減だと、大変な事になってしまうという事です。
分からない事や、どうにもできない悩みがあれば、できる限り早めにご相談頂くのが最前の策になります。

連帯保証を求めるような事業展開をしたい場合は、投資会社に対して魅力のある事業計画書や経営戦略企画書を作成してプレゼンテーションを行えば、融資してくれますが、容易ではありませんし、全て自分の思い通りにはできません。

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社長のナットク 完結編
 
■お客様(経営者)はコンサルティングに納得してくれて、チラシの出稿は取りやめにしました。

お客様(経営者)はコンサルティングに納得してくれて、チラシの出稿は取りやめにしました。

また、新聞への折り込みチラシのデメリットの話や投函チラシの費用対効果の話を、飲み会の席で取引先の社長さんたちにも話して皆さんに共感してもらい、大変満足に次の事業に取り組み事となります。

実際によく分からないものに対して、同様の疑問を抱いているけど、話す相手のいないお客様(経営者)は多いのです。

かつては良かったモノや、大変な影響力をもっていたモノでも、時間の流れというモノには勝てません。
いつの間にか役に立たないどころか、マイナスの原因になってしまっている事があります。

■過去に優れていた物でも、いつまでもその優位性が続く訳ではありません。

過去に良かったからと言っていつまでも同じ事をしていては駄目です。

今後、恐らく需要が劇的になくなるであろう歩合制の営業の話は時間の無駄にならない程度に聞いておき、重要な話は専門性の高い相手に最初から相談した方が時間のコストを考えても遥かに有用です。

それを見極めて事業展開を行っていかないと結果は出ません。
特にインターネットに関しては、現時点でこれに勝る費用対効果の宣伝ができる媒体はないでしょう。

■どのような企業や事業者でもホームページの重要性には気がついています。

しかし、自分たちでやってみてもうまく行かない、業者に頼んでもうまく行かないケースは多く、それでもう蓋をした方がよいくらいの、腫れ物を触るような扱いになってしまっているケースは多々あります。

そこで、それを逆に利用して、よりパフォーマンスを出すようなホームページを独自に制作管理していけば、最も高い費用対効果を持つ宣伝媒体にもなり、コミュ二ケーションツールにもなります。

これは当たり前のことですが、ホームページのデザインやアクセスログだけを見ていても事業は失敗します。
なぜなら、お客様(経営者)の会社はホームページを制作し運営管理する事が主たる事業ではないからです。

■自分たちが帰属する組織の主たる業務をもう一度考えて理解してください。

あくまでも本業があってこそのホームページであり、ホームページがあってこその会社ではありません。
しかし、お客様(経営者)の本業や会社を正しく理解して、ホームページも理解できるとなると、簡単ではありません。

単に制作する事そのものが目的になってしまっている、自称プロ的なホームページはホームページしか見ていない、更にはそのホームページすら見えていない状態です。道楽や趣味の延長といえば分かるでしょうか?

ホームページの特性上、見た目だけのパクリでしたら、アドビのソフトウェア(Adobe® Creative Suite® 5.5)を使用すれば、素人でも制作できる時代に、本物のホームページが作れる業者を探すの大変なコストがかかります。

本物のホームページとは単に奇麗だとか高度なシステムがバックエンドで動いているとかではありません、クライアントの目的を達成しているホームページこそが本物であり、できて当たり前の事をアピールしているホームページでは本物に到達できる事は無いのです。

しかし、安さだけを求めていたら本物への実現は不可能です。

本当に能力の高い人材の単価は大変高い為、ある程度の予算は必要になりますし、適当にお金を払えばあとはどうでも良いだろうという考え方では、その能力が高いという特性から最初から相手にすらしてくれない事もあります。

■自分たちが帰属する組織に見合った予算を超える過度な事業はするべきではありません。

お客様(経営者)もそれを理解して、現状で会社の売上や集客に合ったホームページの運用をする事に決めました。
売上の何パーセント的な書類ベースではなく、できる限り現在の会社の実態に見合った運用こそが最良なのです。

予算があれば、実際にはいくらでも、どのような仕様のホームページにもする事も可能です。

そのような事ができるのは、予算が有り余っている大企業だけであり、無駄なコストも至る所で発生します。
必要以上のコストをかけて制作する、技術の実験場的なホームページはお客様(経営者)の会社には向いていません。

結果的に駄目なホームページを制作して、無駄な時間と無駄なお金を使うよりかは安くなる場合も多いのです。
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※このコンサルティングの実例は、依頼を元にご対応させて頂いた、ホームページの制作・運営に深く関わる事例です。
※ホームページの視覚的なデザインだけしか理解出来ないのであれば、クライアントに対して本当のコンサルティングは出来ません。
 
 
 
日々重要なポジションで仕事をしていても、実は様々な悩みや問題をお持ちで相談する適切な相手がいない。
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